矯正治療を始めたけれど治療の進み方や仕上がりについて不安を感じている方。
矯正治療は患者様個々の口腔内の状態に基づき、新たに作り変える治療です。治療の指針やアプローチは、診断結果や治療方針によって多岐にわたるため、治療を開始する前に、最終的な目標(ゴール)について歯科医師と十分に話し合うことが重要です。
矯正治療後、歯並びやお顔がどのように変化するのか等の矯正治療のゴールを主治医と共有して進めていくことが理想へ近づく第一歩だと考えます。
当院では、セカンドオピニオン・転院を受け入れています。
歯科矯正はいうなれば“新しく作る”性質を持ちます。矯正歯科治療は、診断や治療方針によってアプローチが多岐にわたるため、治療継続中に疑問や不安を感じられることもあるかと思います。
痛みを治す治療であれば「痛みがとれない」と相談できますが、歯科矯正の場合は「この治療、本当に大丈夫ですか?」などと聞きづらいかもしれません。しかし、不安を抱えたままで続ける矯正治療は、心にも少なからずストレスを与えることでしょう。ですから、現在の治療内容に不安がある場合は、ぜひ当院をセカンドオピニオンのためにご活用ください。複数の専門的な視点を知ることで、患者様が納得して治療を継続するための、適切な判断の一助となれば幸いです。
また、進学や転勤などの理由で、治療の途中で転院が必要になった場合も、当医院までお気軽にご相談ください。治療の引き継ぎに必要なお手続きなどをお伝えいたします。
患者様の症状:前医の治療では、下顎2本先天欠如していますが、その他は抜歯せずに矯正治療を開始し、その後上顎左右2本の大臼歯も抜歯していました。患者様は「3年経過したが、口が閉じにくく、しっかり噛めなくなった。治療を始めたときよりも口元が突出してきた」とのことで来院されました。
治療方針と結果
転医時診断したところ、上2本の抜歯が必要となりました。抜歯後、スタンダードエッジワイズ法にて治療した結果、咬合状態の改善が見られ、歯列の整列とともに口元の突出感の変化が見られました。
治療前

治療後





※治療結果には個人差があります。
患者様の症状:進学でお住まいが変わることで通院できなくなり、矯正治療開始1年後に前医のご紹介により転医来院されました。前医の治療方針は(将来的には上の小臼歯2本の抜歯も行う予定で)下顎2本、上顎大臼歯2本の抜歯後に矯正治療が行われていました。患者様は転医時に前歯が前突していて口が閉じられず、口元の突出感を気にされておられました。
治療方針と結果
当院の転医時診断の結果、上2本の抜歯をすぐに行い、治療を開始しました。装置の使用等、患者様の協力もあり、咬合状態は改善され、前歯の後退とともに口唇の緊張が緩和されました。これにより、口元と側貌のバランスに変化が見られました。
治療前

治療後





※治療結果には個人差があります。
治療のポイント
転医時は前突している歯の影響で口を閉じると筋肉の強い緊張が見られました。早々に上顎左右第1小臼歯の抜歯を行い、上顎前歯を丁寧に後退を図りました。鼻先と顎先を結ぶライン(Eライン)とのバランスを考慮した咬合の構築を行いました。
患者様の症状:小さな頃から大学病院で外科手術や矯正治療を受けてこられました。大人の歯並びになり、非抜歯で本格矯正を始められましたが、下顎前歯部の歯肉退縮(亀裂)が認められ、口唇の閉鎖不全と口元の突出感を主訴に来院されました。
治療方針と結果
歯列をできるだけ後退させ、歯や骨等の硬組織と口唇の軟組織とのバランスを取るために抜歯が必要になりました。治療の結果、咬合状態は改善され、側貌の印象に変化が見られました。
治療前

治療後





※治療結果には個人差があります。
治療のポイント
非抜歯での矯正治療により、前歯の前突がみられる状態でした。顔貌と咬み合わせを考え、2本抜歯して口元を後ろへ引き下げました。スタンダードエッジワイズ法により、奥歯の近心移動(前方への移動)を抑制しながら歯列の整列を行っています。