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転院・セカンドオピニオン

思い通りにならなかった貴方へ

矯正治療を始めたけれど「思い通りの噛み合わせにならなかった」「横顔もむしろ悪くなってしまったようだ」などとお考えの方。
矯正治療は患者様のオリジナルの状態を元に、新たに作り変える治療です。どのように作り変えるのかは担当する矯正医の考え・技術により異なります。矯正治療を受ければどの医院どの先生に治してもらっても同じ結果が得られるとは限らないのです。

矯正治療後、歯並びやお顔がどのように変化するのか等の矯正治療のゴールを主治医と確実に共有して開始しなければ、悲しい結果になってしまう治療と言えます。

現在、すでに矯正治療中のかたへ

当院では、セカンドオピニオン・転院を受け入れています。

  • きちんと歯が移動していない気がする。
  • なんだか咬み合わせが悪くなったかも。
  • 治療前よりも口元が前に出てきた…。

歯科矯正はいうなれば“新しく作る”性質を持ちます。同じ歯科でも“治す・元に戻す”治療と異なり、治療方針や仕上がりの善し悪しが担当医の考え方や経験に委ねられるのが特徴です。そんな中で、治療期間中に上記のような不安がある場合にどうしたらよいのでしょうか?

痛みを治す治療であれば「痛みがとれない」と相談できますが、歯科矯正の場合は「この治療、本当に大丈夫ですか?」などと聞きづらいかもしれませんし、納得のいく答えがかえってくるとも限りません。しかし、不安を抱えたままで続ける矯正治療は、心にも少なからずストレスを与えることでしょう。ですから、現在の治療内容に不安がある場合は、ぜひ当院をセカンドオピニオンのためにご活用ください。担当医以外の意見を知ることで不安が解消され、患者様にとって最善の選択が導かれるものと考えております。

また、進学や転勤などの理由で、治療の途中で転院が必要になった場合も、当医院までお気軽にご相談ください。治療の引き継ぎに必要なお手続きなどをお伝えいたします。

当院へ転医して来られた症例

転医症例[1] このまま治療を続けることが不安で転院

患者様の症状:前医の治療では、下顎2本先天欠如していますが、その他は抜歯せずに矯正治療を開始し、その後上顎左右2本の大臼歯も抜歯していました。患者様は「3年経過したが、口が閉じにくく、しっかり噛めなくなった。治療を始めたときよりも口元が突出してきた」とのことで来院されました。

治療方針と結果
転医時診断したところ、上2本の抜歯が必要となりました。抜歯後、スタンダードエッジワイズ法にて治療した結果、咬合は改善され整った歯並びになりました。気になっていた口元も後退し、引き締まった美しい口元になりました。

治療前
反対咬合 治療前

治療後
反対咬合 治療後

反対咬合 治療前

反対咬合 治療後

上顎前突+叢生 治療前 右側

上顎前突+叢生 治療後 右側

※治療結果には個人差があります。

“美しい口元”への治療のポイント
無理な非抜歯治療による前歯の前突でした。顔貌と咬み合わせを考え、2本抜歯して口元を後ろへ引き下げました。その際、スタンダードエッジワイズ法で歯を1本1本丁寧に並べていくことで、奥の歯を前方にもってこないようにしています。

  • 主訴:口が閉じにくい、咬み合わせが悪い、口元の突出
  • 診断名・症状:上下顎前突
  • 治療開始時年齢:28歳
  • 治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置(スタンダードエッジワイズ法による装置)
  • 前医にて抜歯済の部位:上顎左右の第2大臼歯(下顎左右の第2小臼歯は先天欠如)
  • 当院にて追加抜歯した部位:上顎左右の第1小臼歯
  • 治療期間:2年1か月
  • 治療費総額の目安(自費):約90~110万円(税込) <毎月のチェック料、保定観察料込>
  • 副作用・リスク:
    ・初めて矯正装置を着けた時や調整した後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
    ・歯並びや口腔周辺筋のバランスを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜く場合があります。
    ・治療後、僅かに歯根吸収や歯を支えている歯槽骨の吸収、歯肉退縮が見られることがあります。
    ・治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
    ・リテーナー(保定装置)を適切に使用しないと後戻りすることがあります。

転医症例[2] 引っ越しによる転院

患者様の症状:進学でお住まいが変わることで通院できなくなり、矯正治療開始1年後に前医のご紹介により転医来院されました。前医の治療方針は(将来的には上の小臼歯2本の抜歯も行う予定で)下顎2本、上顎大臼歯2本の抜歯後に矯正治療が行われていました。患者様は転医時に前歯が前突していて口が閉じられず、口元の突出感を気にされておられました。

治療方針と結果
当院の転医時診断の結果、上2本の抜歯をすぐに行い、治療を開始しました。本人の協力も得られたために咬合は改善され前突していた口元は大きく後退し、口を閉じるために引き上げられていた下口唇もその緊張を解いてきれいなオトガイを形作り、引き締まった美しい側貌になりました。

治療前
反対咬合 治療前

治療後
反対咬合 治療後

反対咬合 治療前

反対咬合 治療後

上顎前突+叢生 治療前 右側

上顎前突+叢生 治療後 右側

※治療結果には個人差があります。

“美しい口元”への治療のポイント
転医時は前突している歯の影響で口を閉じると筋肉の強い緊張が見られました。早々に上顎左右第1小臼歯の抜歯を行い、上顎前歯を丁寧に後退させました。オトガイの出現により、美しいEラインが再現されました。

  • 主訴:前歯の前突、口元の突出、口が閉じにくい
  • 診断名・症状:上下顎前突
  • 治療開始時年齢:18歳
  • 治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置(スタンダードエッジワイズ法による装置)
  • 前医にて抜歯済の部位:上顎左右の第2大臼歯、下顎左右の第1小臼歯
  • 当院にて追加抜歯した部位:上顎左右の第1小臼歯
  • 治療期間:2年2か月
  • 治療費総額の目安(自費):約90~110万円(税込) <毎月のチェック料、保定観察料込>
  • 副作用・リスク:
    ・初めて矯正装置を着けた時や調整した後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
    ・歯並びや口腔周辺筋のバランスを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜く場合があります。
    ・治療後、僅かに歯根吸収や歯を支えている歯槽骨の吸収、歯肉退縮が見られることがあります。
    ・治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
    ・リテーナー(保定装置)を適切に使用しないと後戻りすることがあります。

転医症例[3] 大学病院から転院

患者様の症状:小さな頃から大学病院で外科手術や矯正治療を受けてこられました。大人の歯並びになり、非抜歯で本格矯正を始められましたが、下顎前歯の歯肉に亀裂ができてしまい、歯がきれいに並んだとは思えず、口も閉じにくく、口元の突出感が気になったので、HPを探されて当院に来院されました。

治療方針と結果
歯列をできるだけ後退させ、歯や骨等の硬組織と口唇の軟組織とのバランスを取るために抜歯が必要になりました。治療後、歯並び・口元のラインは整い、気になっていた横顔はその形を変えて美しい横顔になりました。

治療前
口唇口蓋 治療前

治療後
口唇口蓋 治療後

口唇口蓋 治療前

口唇口蓋 治療後

口唇口蓋 治療前

口唇口蓋 治療後

※治療結果には個人差があります。

矯正治療後は何事にも自信が持て、積極的になられたそうです。今回のHP掲載はご自身と同じような経験をされている患者様の御参考になれば嬉しいとのことで、自ら希望されご協力くださいました。

  • 主訴:下顎前歯の歯肉に亀裂、口元の突出、口が閉じにくい
  • 診断名・症状:上下顎前突、叢生
  • 治療開始時年齢:24歳1か月
  • 治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置(スタンダードエッジワイズ法による装置)
  • 当院にて抜歯した部位:上顎左右の側切歯、下顎左右の第1小臼歯
  • 治療期間:2年6か月
  • 治療費総額の目安(自費):約90~110万円(税込) <毎月のチェック料、保定観察料込>
  • 副作用・リスク:
    ・初めて矯正装置を着けた時や調整した後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
    ・歯並びや口腔周辺筋のバランスを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜く場合があります。
    ・治療後、僅かに歯根吸収や歯を支えている歯槽骨の吸収、歯肉退縮が見られることがあります。
    ・治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
    ・リテーナー(保定装置)を適切に使用しないと後戻りすることがあります。