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大人の矯正治療例

大人の矯正治療の症例

大人の方の治療例を御紹介します。

症例[1] 叢生(デコボコの歯並び)

患者様の症状:歯並びのデコボコから、口を閉じた時のオトガイの緊張(ウメボシ)がみられます

治療方針
典型的な叢生の症例です。
上下とも歯が重なり合ってデコボコになっているため、上下左右の第一小臼歯を抜歯して歯並びを整えました。

治療前
叢生 治療前

治療後
叢生 治療後

叢生 治療前 右側

叢生 治療後 右側

※治療結果には個人差があります。

“美しい口元”への治療のポイント
当院は、オーダーメイドのスタンダードエッジワイズ法で三次元的にワイヤーを曲げ、丁寧に歯を並べていくことで、奥の歯を前方にもってこないようにします。
こちらの患者様は、硬組織と軟組織のバランスをとって、口元を下げたことで、オトガイの緊張が無くなり、横顔もとても綺麗になりました。

結果
このような症例の場合、通常、予定治療期間として2年6ヶ月と説明しますが、この患者様は協力も良く、4週に1回の通院を守られたために、最短の2年で治療を終えることができました。

  • 主訴:歯並びが悪い
  • 診断名・症状:叢生
  • 治療開始時年齢:22歳2か月
  • 治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置(スタンダードエッジワイズ法による装置)
  • 抜歯部位(既抜歯):上下顎左右の第1小臼歯
  • 予定治療期間:30か月・治療期間:24か月
  • 治療費総額の目安(自費):約90~110万円(税込) <毎月のチェック料、保定観察料込>
  • 副作用・リスク:
    ・初めて矯正装置を着けた時や調整した後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
    ・歯並びや口腔周辺筋のバランスを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜く場合があります。
    ・治療後、僅かに歯根吸収や歯を支えている歯槽骨の吸収、歯肉退縮が見られることがあります。
    ・治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
    ・リテーナー(保定装置)を適切に使用しないと後戻りすることがあります。

症例[2] 反対咬合(受け口)

患者様の症状:受け口で、矯正治療のための抜歯まで済ませた状態で他院から転院されました

治療方針
下顎が前に出ている反対咬合の症例です。
当院での診断の結果、前医と抜歯部位の診断が同じだったので、このまま矯正治療をスタートしました。
外科手術は行なわず矯正単独で治療を行いました。上下の前後的なズレが一定範囲内であれば、このように矯正治療のみで治療を行なうことが可能です。
詳しくは“外科矯正とのボーダーラインケース”をご覧ください。

反対咬合 治療前
治療前

反対咬合 治療後
治療後

反対咬合 治療前 右側

反対咬合 治療後 右側

※治療結果には個人差があります。

“美しい口元”への治療のポイント
こちらの患者様は無理してお口を閉じているため、お口の周りのいろいろな筋肉が安静な状態ではなかったため、噛み合わせを治し、無理な緊張がとれるようにしました。その結果、ほうれい線も目立たなくなり、綺麗なお顔になりました。

結果
患者様の歯の動きも良く、通院状況も良かったため、2年6ヶ月で治療を終了しました。歯並びは改善し、反対咬合特有の側貌も改善され、美しい横顔と口元になりました。

  • 主訴:下顎が前に出ている
  • 診断名・症状:反対咬合
  • 治療開始時年齢:29歳2か月
  • 治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置(スタンダードエッジワイズ法による装置)
  • 抜歯部位(既抜歯):上顎左右の第1小臼歯、下顎右の第1小臼歯・左の第2小臼歯
  • 予定治療期間:36か月・治療期間:30か月
  • 治療費総額の目安(自費):約90~110万円(税込) <毎月のチェック料、保定観察料込>
  • 副作用・リスク:
    ・初めて矯正装置を着けた時や調整した後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
    ・歯並びや口腔周辺筋のバランスを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜く場合があります。
    ・治療後、僅かに歯根吸収や歯を支えている歯槽骨の吸収、歯肉退縮が見られることがあります。
    ・治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
    ・リテーナー(保定装置)を適切に使用しないと後戻りすることがあります。

症例[3] 上顎前突 ~親知らず使用例~

患者様の症状:歯と顎の調和が取れていないため、歯並びのデコボコと口元の突出がみられます

治療方針
上顎の発達が良く、反対に下顎の小さい症例です。
上の前歯の前突と叢生を治すために、上下左右4本の小臼歯の抜歯が必要で、さらに、前突している上顎を後退させて下顎に合わせた咬み合わせを作るために、上顎の歯を1本抜歯する治療方針をとりました。
実際の治療に当たっては、咬み合わせを治すために大臼歯の抜歯が必要になりますが、その代わりに本来抜歯する親知らずを歯列に並べたので、治療後は一般的な抜歯本数と同じ状態で終わることができました。

上顎前突 治療前
治療前

上顎前突 治療前
治療後

レントゲントレース
レントゲントレース

▼治療前

上顎前突 治療前 右側

上顎前突 治療前 正面

上顎前突 治療前 左側

▼治療後

上顎前突 治療後 右側

上顎前突 治療後 正面

上顎前突 治療前 左側

※治療結果には個人差があります。

“美しい口元”への治療のポイント
こちらの患者様は口元の突出感が強く、口を閉じるために周りの筋肉に緊張がありました。口元を下げたことにより、力が入っていた口元の緊張も解け、きれいな横顔となりました。

結果
前突していた前歯は十分後退し、歯並びも整い、良好な咬み合わせとなりました。途中、齲蝕治療が必要となったため、治療期間が延長となりました。

  • 主訴:前歯の突出、歯並びが悪い
  • 診断名・症状:上顎前突、叢生
  • 治療開始時年齢:22歳
  • 治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置(スタンダードエッジワイズ法による装置)
  • 抜歯部位:上顎左右の第1小臼歯・右の第2大臼歯、下顎右の第1小臼歯・左の第2小臼歯
  • 代用:上顎右の第3大臼歯(親知らず)
  • 予定治療期間:30か月・治療期間:33か月
  • 治療費総額の目安(自費):約90~110万円(税込) <毎月のチェック料、保定観察料込>
  • 副作用・リスク:
    ・初めて矯正装置を着けた時や調整した後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
    ・歯並びや口腔周辺筋のバランスを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜く場合があります。
    ・治療後、僅かに歯根吸収や歯を支えている歯槽骨の吸収、歯肉退縮が見られることがあります。
    ・治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
    ・リテーナー(保定装置)を適切に使用しないと後戻りすることがあります。

症例[4] 上顎前突+叢生 ~差し歯から矯正へ移行した症例~

患者様の症状:他院にて前歯の前突した部分にセラミックを被せる治療をしていましたが、歯のデコボコや咬み合わせと口元の突出感が否めず、総体的な改善を希望されました。

治療方針
上顎の発達の良い、反対に下顎の小さな症例です。そのために上の歯が大きく前突しています。また、歯と顎の大きさの調和もとれていないために叢生も強く見られます。
この症例の以前の治療は、前突している前歯の中に角度を変えた芯を立て、その上に冠を被せて前突感を解消する、一般的に補綴矯正と呼ばれているものでした。
歯周組織の状態、咬合、歯並びと横顔の関係を考慮し、新たに矯正歯科治療による方針を建て直して治療を行いました。叢生を治すために上下左右4本の小臼歯の抜歯が必要です。さらに大きく前突している前歯部を後退させ、下顎に合わせて咬み合わせを作るために上顎の前歯を2本抜歯する治療方針を選択しました。

上顎前突+叢生 治療前
治療前

上顎前突+叢生 治療後
治療後

レントゲントレース
レントゲントレース

▼治療前

上顎前突+叢生 治療前 右側

上顎前突+叢生 治療前 正面

上顎前突+叢生 治療前 左側

▼治療後

上顎前突+叢生 治療後 右側

上顎前突+叢生 治療後 正面

上顎前突+叢生 治療後 左側

※治療結果には個人差があります。

“美しい口元”への治療のポイント
こちらの患者様は無理な審美治療(差し歯)により歯も傷み、咬み合わせも悪くなっていましたが、矯正治療後は別人のようになりました。下顎が後退気味の横顔は、歯を下げることでオトガイがより際立つようになり、すっきりと美しくなりました。

結果
歯並びは改善し、整った機能的な口腔内となりました。治療後、側切歯は補綴処置により中切歯の形態へと修成が加えられました。上顎前突特有のオトガイの後退気味の側貌は、前突していた前歯と咬み合わせを整えることによって、美しい横顔に改善されました。

  • 主訴:歯並びが悪い、口元の突出
  • 診断名・症状:上顎前突、叢生
  • 治療開始時年齢:21歳6か月
  • 治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置(スタンダードエッジワイズ法による装置)
  • 抜歯部位:上顎右左の中切歯・第1小臼歯、下顎左右の第1小臼歯
  • 予定治療期間:36か月・治療期間:35か月
  • 治療費総額の目安(自費):約90~110万円(税込) <毎月のチェック料、保定観察料込>
  • 副作用・リスク:
    ・初めて矯正装置を着けた時や調整した後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
    ・歯並びや口腔周辺筋のバランスを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜く場合があります。
    ・治療後、僅かに歯根吸収や歯を支えている歯槽骨の吸収、歯肉退縮が見られることがあります。
    ・治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
    ・リテーナー(保定装置)を適切に使用しないと後戻りすることがあります。

症例[5] 叢生を伴う上顎前突 29歳

患者様の症状:歯並びと口元・横顔の突出感、さらに前歯が浮く感じがするというお悩みでしたが、抜歯が怖くて矯正治療に踏み切れない状況でした。

治療方針
叢生と上顎の前突の症例です。
治療には上下左右4本の小臼歯の抜歯が必要と診断しました。当院で矯正治療を終えられた妹様からの紹介で来院され、ご家族も治療を勧められていましたが、抜歯を含めた矯正治療への不安から始める決心がつかずに、初診から3年程経って治療を開始しました。当院としては、検査結果を丁寧にご説明し、治療のメリットやデメリットなどをきちんとお話しして、できるだけ患者さんの不安を取り除けるよう努めました。

治療前
上顎前突+叢生 治療前

治療後
上顎前突+叢生 治療後

上顎前突+叢生 治療前

上顎前突+叢生 治療後

上顎前突+叢生 治療前 右側

上顎前突+叢生 治療後 右側

※治療結果には個人差があります。

“美しい口元”への治療のポイント
こちらの患者様は前歯の前突による口元の突出と、自然にしているとお口が閉じにくい状況でしたが、口元を下げたことによって美しいEラインとフェイスラインのすっきり感が生まれました。

結果
スタンダードエッジワイズ法で丁寧に歯を並べて、上顎の前突を後退させ、歯並びと咬み合わせを整えました。なかなか治療を始める決心がつかなかった患者さんでしたが、治療後には美しい横顔に自信を持たれて、お仕事に御趣味に積極的に活動されており、矯正歯科医として大変嬉しい思いです。

  • 主訴:歯並びが悪い、前歯の前突、口元の突出
  • 診断名・症状:上顎前突、叢生
  • 治療開始時年齢:29歳
  • 治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置(スタンダードエッジワイズ法による装置)
  • 抜歯部位:上顎左右の第1小臼歯・第2大臼歯、下顎右の第2小臼歯・左の第1小臼歯
  • 治療期間:2年11か月
  • 治療費総額の目安(自費):約90~110万円(税込) <毎月のチェック料、保定観察料込>
  • 副作用・リスク:
    ・初めて矯正装置を着けた時や調整した後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
    ・歯並びや口腔周辺筋のバランスを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜く場合があります。
    ・治療後、僅かに歯根吸収や歯を支えている歯槽骨の吸収、歯肉退縮が見られることがあります。
    ・治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
    ・リテーナー(保定装置)を適切に使用しないと後戻りすることがあります。

症例[6] 叢生を伴う上顎前突 19歳

患者様の症状:八重歯の目立つ叢生と上顎の前突で、口を閉じるとオトガイの緊張(ウメボシ)もみられます。

治療方針
叢生と上顎の前突の症例です。
検査の結果、上下左右4本の小臼歯を抜歯し、前歯部を後退させて下顎に合わせて咬み合わせを作る治療方針を立てました。

治療前
反対咬合 治療前

治療後
反対咬合 治療後

反対咬合 治療前

反対咬合 治療後

上顎前突+叢生 治療前 右側

上顎前突+叢生 治療後 右側

※治療結果には個人差があります。

“美しい口元”への治療のポイント
こちらの患者様は口を閉じると前突した歯のせいで口元が出て、オトガイにはウメボシ状のしわができていました。歯を十分に後退させたことにより、口が楽に閉じられるようになり、力の入っていた顎のラインはとてもきれいになりました。

結果
患者さんは子供の頃から歯並びの悪さを自覚し、必要なら抜歯も行うし、ブラケットも一番機能的に良いものを使いたいという強い気持ちで来院されたので、治療期間も協力的で、非常にスムーズに進行しました。
治療後は咬み合わせも整ったきれいな歯並びになり、とても美しい横顔になりました。

  • 主訴:八重歯、前歯の前突、口元の突出
  • 診断名・症状:上顎前突、叢生
  • 治療開始時年齢:19歳
  • 治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置(スタンダードエッジワイズ法による装置)
  • 抜歯部位:上顎左右の第1小臼歯・第2大臼歯、下顎左右の第1小臼歯
  • 治療期間:2年9ヶ月
  • 治療費総額の目安(自費):約90~110万円(税込) <毎月のチェック料、保定観察料込>
  • 副作用・リスク:
    ・初めて矯正装置を着けた時や調整した後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
    ・歯並びや口腔周辺筋のバランスを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜く場合があります。
    ・治療後、僅かに歯根吸収や歯を支えている歯槽骨の吸収、歯肉退縮が見られることがあります。
    ・治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
    ・リテーナー(保定装置)を適切に使用しないと後戻りすることがあります。